2020 年度 FIT 入試第 2 次選考概要(A 方式)
2019 年 9 月 14 日(土)に実施された慶應義塾大学法学部 FIT 入試(A 方式)の 第2次選考の概要は、次の通りです。
2020 年度 FIT 入試第2次選考概要(A 方式)
1. 模擬講義の概要
• 講義のテーマ:自由の過去と未来
• 講義の概要:
1. 何が自由に反すると考えられるか……さまざまな設例
2. 二つの自由概念(アイザイア・バーリン)
3. マルクス主義とナチズムの影
4. J.S.ミルにおける自由と幸福(古典的自由主義)
5. ベーシック・インカム
6. 個々人の選択は独立か?
7. 「強い個人」と「弱い個人」
8. 「選択しないという選択」
9. 不幸になる権利?
*大学1年生が受講して理解できるレベルの講義(50 分)を行う。
2. 論述形式試験の概要
• 論述の設問内容:
講義の内容を 10 行程度で要約し、それをふまえて自由と統制の関係についてあなたの考えを述べてください。
• 解答の形式:A3レポート用紙形式・字数制限無し。
• 試験時間:45 分
3. グループ討論の概要
• テーマ(法律学科):
「日本政府は、生活保護世帯などの貧困層を主な対象とする「高等教育の無償化」政策を進めています。これに対しては、大学を卒業すると、給料が高く安定した仕事につける等、経済的な利益を本人にもたらすわけだから、その費用は本人が負担すべきだという批判があります。また、地方には大学が少なく、進学のために都市部に出てきた若者は卒業後もそのまま都市に住み続ける場合が多いので、地方の人口減少に拍車をかけることも考えられます。加えて、大学に進学しない若者たちを政府が軽視しているという見方もあります。あなたは「高等教育の無償化」政策をどのように考えますか。」
• テーマ(政治学科):
「各国の科学技術力を示すひとつの指標として、科学技術分野の論文数の国際ランキングがあります。2018 年に全米科学財団が発表した報告書では、中国がアメリカを抜いて首位となり、日本は新興国のインドに抜かれて 6 位となりました。こうしたことから、1990 年代にはアメリカに次ぐ位置にあった日本の科学技術力の低下が懸念されています。日本の科学技術力が低下したのには、どのような要因が挙げられるのでしょうか。また、日本の科学技術の競争力を向上させるためには、どのような対策が求められているのでしょうか。自由に議論してください。」
• 司会者の有無:監督者は、進行とタイムキーピングのみを行い、受験生の自由な議論にまかせる。
• 討論時間:約 45 分
• その他:討論の開始前に一人ずつ 2 分で自己アピールを兼ねた自己紹介を行う。
2020 年度 FIT 入試第2次選考概要(A 方式)
1. 模擬講義の概要
• 講義のテーマ:自由の過去と未来
• 講義の概要:
1. 何が自由に反すると考えられるか……さまざまな設例
2. 二つの自由概念(アイザイア・バーリン)
3. マルクス主義とナチズムの影
4. J.S.ミルにおける自由と幸福(古典的自由主義)
5. ベーシック・インカム
6. 個々人の選択は独立か?
7. 「強い個人」と「弱い個人」
8. 「選択しないという選択」
9. 不幸になる権利?
*大学1年生が受講して理解できるレベルの講義(50 分)を行う。
2. 論述形式試験の概要
• 論述の設問内容:
講義の内容を 10 行程度で要約し、それをふまえて自由と統制の関係についてあなたの考えを述べてください。
• 解答の形式:A3レポート用紙形式・字数制限無し。
• 試験時間:45 分
3. グループ討論の概要
• テーマ(法律学科):
「日本政府は、生活保護世帯などの貧困層を主な対象とする「高等教育の無償化」政策を進めています。これに対しては、大学を卒業すると、給料が高く安定した仕事につける等、経済的な利益を本人にもたらすわけだから、その費用は本人が負担すべきだという批判があります。また、地方には大学が少なく、進学のために都市部に出てきた若者は卒業後もそのまま都市に住み続ける場合が多いので、地方の人口減少に拍車をかけることも考えられます。加えて、大学に進学しない若者たちを政府が軽視しているという見方もあります。あなたは「高等教育の無償化」政策をどのように考えますか。」
• テーマ(政治学科):
「各国の科学技術力を示すひとつの指標として、科学技術分野の論文数の国際ランキングがあります。2018 年に全米科学財団が発表した報告書では、中国がアメリカを抜いて首位となり、日本は新興国のインドに抜かれて 6 位となりました。こうしたことから、1990 年代にはアメリカに次ぐ位置にあった日本の科学技術力の低下が懸念されています。日本の科学技術力が低下したのには、どのような要因が挙げられるのでしょうか。また、日本の科学技術の競争力を向上させるためには、どのような対策が求められているのでしょうか。自由に議論してください。」
• 司会者の有無:監督者は、進行とタイムキーピングのみを行い、受験生の自由な議論にまかせる。
• 討論時間:約 45 分
• その他:討論の開始前に一人ずつ 2 分で自己アピールを兼ねた自己紹介を行う。