2016 年度 FIT 入試第 2 次選考概要(A 方式)

2015 年 9 月 19 日(土)に実施された慶應義塾大学法学部 FIT 入試(A 方式)の 第2次選考の概要は、次の通りです。
2016 年度 FIT 入試第2次選考概要(A 方式)

1. 模擬講義の概要
• 講義のテーマ:戦争犯罪を考える
• 講義の概要:
1. 戦争犯罪とは何か
2. 戦争犯罪の問題性:「東京裁判批判」を中心に
3. 戦争裁判批判が遺したもの:東京裁判・ニュルンベルク裁判の意義
*大学1年生が受講して理解できるレベルの講義(50 分)を行う。
2. 論述形式試験の概要
• 論述の設問内容:
講義の要点をまとめたうえで、戦争犯罪に関するあなた自身の見解を述べなさい。
• 解答の形式:A3レポート用紙形式・字数制限無し。
• 試験時間:45 分

3. グループ討論の概要
• テーマ(法律学科):
日本政府は観光立国という政策を掲げています。観光は地域活性化や雇用機会の増大などの効果を期待できるというのが、政府の考えです。一方で経済への波及効果を上げるためには、観光資源を整備したり、観光業の規制を明確にするという努力も必要となります。政策を実現するにあたっては、観光業という特定の産業を支え育成するために国民の税金が投下されることになります。観光立国という政策について自由に議論してください。

• テーマ(政治学科):
近隣に住む人びととの関係が希薄化しており、地域のつながりの意味を再認識する必要があるとする指摘があります。他方、地域や近隣といった空間・場所を超えて、人と人とのつながりをひろげていく必要があるとする見解もあります。今後の日本社会において、人と人とが支えあうネットワークをどのように維持・構築していくべきだと考えますか。自由に議論してください。
• 司会者の有無:監督者は、進行とタイムキーピングのみを行い、受験生の自由な議論にまかせる。
• 討論時間:約 45 分
• その他:討論の開始前に一人ずつ 2 分で自己アピールを兼ねた自己紹介を行う。